管理栄養士/公認スポーツ栄養士 惠美先生の健康コラムvol.19
お酒の適量とは?
年の始めは、お酒を飲む機会も増えるかと思います。 お酒の適量について、ご存知ですか? 厚生労働省は「健康日本21」の中で「節度ある適度な飲酒」を以下のように推奨しています。「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」 純アルコール20gとは?主な酒類の目安量とエネルギー量
酒類 | ビール | チューハイ | ハイボール | ワイン | 日本酒 | 焼酎 |
アルコール度数 | 5% | 7% | 7% | 12% | 15% | 25% |
目安量 | 500ml | 350ml | 350ml | 200ml | 180ml | 100ml |
エネルギー量 | 195kcal | 150kcal | 168kcal | 136kcal | 184kcal | 203kcal |
一般的に女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅いことや、体重あたり同じ量だけ飲酒したとしても、女性は男性に比べて臓器障害を起こしやすいことも知られています。これらの理由から女性の飲酒量は男性に比べて1/2~2/3程度が適当と考えられます。
またお酒等の嗜好飲料は、エンプティカロリー empty(空の)calorie 「カロリーは高いのにもかかわらず、栄養は空っぽ」と言われています。アルコールは1gあたり7.1kcalで、糖質0gのお酒であっても、カロリーは0kcalではありません。
アルコール度数が高くなるほど、エネルギー量が大きくなり、アルコールの健康リスクも高くなります。
お酒を飲む時には、アルコール度数やエネルギー量を確認し、適量摂取を意識して、楽しく、健やかな一年をお過ごしください。
参考文献:アルコール|厚生労働省
:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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