管理栄養士/公認スポーツ栄養士 惠美先生の健康コラムvol.16

恵美先生タイトル
水分補給
運動中の水分補給➀
運動会やマラソン大会、スポーツの秋!ですが、まだまだ残暑が厳しく、熱中症にも注意が必要です。

NO,15では熱中症についてご紹介しましたが、今回は、運動中の水分補給についてです。

運動中、たくさん汗をかく場合には、水分と塩分を含むスポーツドリンクがおすすめです。

塩分は0.1~0.2%を目安に
[食塩相当量が0.1~0.2g(100ml中)であれば、0.1~0.2%の食塩水に相当します。]

では、粉末のスポーツドリンクを水に溶かして作る場合は
➀規定の量より多めに水を加える or ➁規定の量の水を加える
どちらがよいでしょうか?

正解は➁です。

よくスポーツドリンクは、甘いから薄目に作った方がよいと聞いたことがあるかも知れませんが、大量に汗をかく場合に、水や塩分が薄いスポーツドリンクを飲み過ぎると、低ナトリウム血症を起こす恐れもあります。

商品の栄養成分表示を確認してください。

糖質も運動中のエネルギー源になります。エネルギー補給には4~8%程度の糖質濃度がよいでしょう。[炭水化物(糖質)量が4~8g(100ml中)であれば、4~8%に相当します。]

またお茶を飲む場合は、緑茶やウーロン茶はカフェインを含み利尿作用があるため、麦茶がおすすめです。麦茶にひとつまみの塩を加えるのでも構いません。

大量に汗をかかない場合には、水やお茶でも構いません。
気温だけでなく湿度や、運動強度・時間も考慮して、補給するドリンクを選択してください。

適切に水分補給して、スポーツを楽しみましょう!

参考文献:日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」


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