管理栄養士/公認スポーツ栄養士 惠美先生の健康コラムvol.14

身体活動による消費エネルギー
身体活動による消費エネルギーの計算

健康コラムNO.12・13でご紹介しました
「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」に登場する
メッツ(METs)とは:運動強度の単位で、メッツが高いほど、運動強度が高くなります。
3メッツ以上の強度の生活活動や運動が推奨されています。でしたが…

今回はメッツを用いて、その身体活動を実施した際の消費エネルギーを計算する方法をご紹介します。

消費エネルギー(kcal)=メッツ×実施時間(時間)×体重(kg)×1.05
ですが、1.05を(≒1として)省略すると

消費エネルギー(kcal)≒メッツ×実施時間(時間)×体重(kg)

概算となりますが、この方がシンプルで計算しやすいですね。

例えば、体重50kgの人が、歩行(3メッツ)を、30分(0.5時間)すると
(※メッツは下記の生活活動・運動のメッツ表を参考)

3(メッツ)×0.5(時間)×50(kg)≒75kcal 消費したという計算になります。

たった75kcalですが…ちりも積もれば…ですね。

もう少し強度を上げて、体重50kgの人が、やや速歩(4.3メッツ)を、30分(0.5時間)すると

4.3(メッツ)×0.5(時間)×50(kg)≒107.5kcal 少し消費エネルギーがアップします!

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」では、3メッツ以上の強度の身体活動を成人は毎日60分、高齢者は毎日40分以上、座りっぱなしの時間が長くなり過ぎないようにする、とされています。
表の中に、メッツという言葉がありますが、
メッツ(METs)とは:運動強度の単位で、安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を示したものです。

少しでも消費エネルギーが上がると、食欲もアップし、食事が楽しくなりますね。

汗ばむ季節になってきましたので、熱中症にも気を付けて
無理のない範囲で、身体活動量を増やしましょう!
参考: 健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023 001194020.pdf (mhlw.go.jp)
健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023-生活活動
健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023-運動

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daikaku